2006年 04月 14日
故障 |
ロンドン在住の日本人の間でよく聞こえてくる、「ロンドン生活に関する不満トップ3」をあげるとすれば、おそらく以下の3つになるのではないかと思います。
1.物価が高い。
2.食事がまずい。
3.サービスが悪い。
確かにこれらは事実ですが、個人的にはいずれも「想定の範囲内」(最近流行らない?)なので、そんなに気になりません。気にしたところで特に食文化や国民性などはどうにもならない問題です。もともとロンドン生活には期待していないというかそれほど幻想を抱いていなかったので、「まあこんなもんかな」と思います。いずれにしても、あと数ヶ月の我慢と思えば気楽なものです。
しかし、半年以上住んでいると、これらとは別次元の「は???」という許しがたい状況に時々遭遇します。
それは今日、Senate House Libraryに借りた本を返しに行った帰り道のことでした。
Senate House LibraryはRussell Squareという大きな公園広場近くにあります。ここの北側、Euston方面に向かうWoburn Placeという道路とRussell Squareの道路のT字型の交差点で横断歩道の信号を待っていたときのことです。(Google Map地図)
どこにでもある、ロンドンの街角の風景です。(この時点で写真を撮っていたわけではなく、後で撮影して事件を再構成しています)
ロンドン市内は信号無視をして道路を渡ってしまうことも多いのですが、T字路で3方向からバスも含めて頻繁に行き交うので、おとなしく横断歩道の信号が変わるのを待ちます。
・・・1分後。
あれ?おかしいな・・・カチカチカチ。(信号待ちのボタンを再び何度か押す)
・・・3分後。・・・4分後。
なんと!信号が変わらないのです。いつまでもたっても赤信号のままです。車道の方の信号は通常通りのサイクルで既に何回も変っていて車は何事もなく流れています。どうやら歩行者用の横断歩道の信号だけが故障しているようです。しかも赤信号のまま・・・
横断歩道のこちら側だけの問題かと思い、思い切って反対側にわたります。やはり同じ状況、赤信号のままです。
赤信号をおそるおそる渡るおばあさん。横をバスがバンバン走り抜けます。
横断歩道の故障(しかも赤信号のまま)というのは、笑い事ではありません。痺れを切らしてわたる歩行者が跳ねられる可能性が大で、きわめて危険な状況といえます。これが今日だけの故障なのか、いつものことなのかはわかりませんが、早急に直してもらいたいところです。
これほどひどいのに遭遇したのは初めてでしたが、ロンドンではこのように公共の場所での設備が故障していることがよくあります。寮の近くにあるWaterloo駅では、しょっちゅうエスカレーターが故障しています。Eurostarのターミナル駅なので、大きな荷物を持っている人が停止したままのエスカレーターを苦しそうに上り下りするのをよく見かけます。また、大学のエレベーターが長期間にわたって故障していることも何回かありました。さらに、寮や大学での火災報知機の誤作動。これも頻繁に発生します。いずれも、故障しては困るクリティカルなものばかりです。今日の信号に至っては何か起きたら間違いなく訴訟沙汰でしょう。
ということで、いまのところ私にとってロンドン生活の最大の不満は、こういった日常生活での故障の多さでしょうか。
1.物価が高い。
2.食事がまずい。
3.サービスが悪い。
確かにこれらは事実ですが、個人的にはいずれも「想定の範囲内」(最近流行らない?)なので、そんなに気になりません。気にしたところで特に食文化や国民性などはどうにもならない問題です。もともとロンドン生活には期待していないというかそれほど幻想を抱いていなかったので、「まあこんなもんかな」と思います。いずれにしても、あと数ヶ月の我慢と思えば気楽なものです。
しかし、半年以上住んでいると、これらとは別次元の「は???」という許しがたい状況に時々遭遇します。
それは今日、Senate House Libraryに借りた本を返しに行った帰り道のことでした。
Senate House LibraryはRussell Squareという大きな公園広場近くにあります。ここの北側、Euston方面に向かうWoburn Placeという道路とRussell Squareの道路のT字型の交差点で横断歩道の信号を待っていたときのことです。(Google Map地図)
どこにでもある、ロンドンの街角の風景です。(この時点で写真を撮っていたわけではなく、後で撮影して事件を再構成しています)
ロンドン市内は信号無視をして道路を渡ってしまうことも多いのですが、T字路で3方向からバスも含めて頻繁に行き交うので、おとなしく横断歩道の信号が変わるのを待ちます。
・・・1分後。
あれ?おかしいな・・・カチカチカチ。(信号待ちのボタンを再び何度か押す)
・・・3分後。・・・4分後。
なんと!信号が変わらないのです。いつまでもたっても赤信号のままです。車道の方の信号は通常通りのサイクルで既に何回も変っていて車は何事もなく流れています。どうやら歩行者用の横断歩道の信号だけが故障しているようです。しかも赤信号のまま・・・
横断歩道の故障(しかも赤信号のまま)というのは、笑い事ではありません。痺れを切らしてわたる歩行者が跳ねられる可能性が大で、きわめて危険な状況といえます。これが今日だけの故障なのか、いつものことなのかはわかりませんが、早急に直してもらいたいところです。
これほどひどいのに遭遇したのは初めてでしたが、ロンドンではこのように公共の場所での設備が故障していることがよくあります。寮の近くにあるWaterloo駅では、しょっちゅうエスカレーターが故障しています。Eurostarのターミナル駅なので、大きな荷物を持っている人が停止したままのエスカレーターを苦しそうに上り下りするのをよく見かけます。また、大学のエレベーターが長期間にわたって故障していることも何回かありました。さらに、寮や大学での火災報知機の誤作動。これも頻繁に発生します。いずれも、故障しては困るクリティカルなものばかりです。今日の信号に至っては何か起きたら間違いなく訴訟沙汰でしょう。
ということで、いまのところ私にとってロンドン生活の最大の不満は、こういった日常生活での故障の多さでしょうか。
by snb03277
| 2006-04-14 07:05
| ロンドン生活