2006年 01月 26日
University of London Union Student Shop |
今日は、University of London Union(ULU=ロンドン大学ユニオン)で見つけたショップについて。ULUはロンドン大学に所属する学生のためのstudent union(学生の互助会のようなもの?)です。この組織については全く知らないのですが、SOASの裏手にULUの建物があるのを最近見つけました。
その建物の中にあったのがこのUniversity of London Student Shop。
一見すると、ちょっとした文房具屋といった感じです。店内も比較的広くて、WHSmith(英国の大手文房具チェーン)並みの品揃えです。
ここで目に付くのがロンドン大学グッズ。ファイルや手帳からマグカップにいたるまで、たくさんのグッズがあります。
現在、セール中なのでちょっと安くなっています。
2006年のダイアリー。普通のダイアリーにロゴマークがついただけのようです。
「大学グッズ」というものの歴史についてはよく知りませんが、おそらくアメリカの大学スポーツから発祥したのではないかと思います。というのは、University of XYZといったバスケットボールのユニフォームやスウェットシャツなどはアメリカのものを一番よくみかけるからです(大学の数が多いというのもあるかもしれませんが)。例えば、UCLAのシャツを渋谷あたりで(おそらくUCLAと関係の無い人が着ているのを)よく見かけます。
ちなみに、私が日本で通っていた大学でも大学グッズはたくさん売っていましたが、修学旅行で見学(?)にきた中高生が買っていくようなもので、クラスで持っている人は殆どいませんでした。(アンチ・エスタブリッシュメントの伝統がある大学で、学生は大学当局とよく対立していたからかもしれません。)しかし東京に来てみると、大学グッズが人気なようでびっくりしたのを覚えています。体育会やスポーツサークルだけでなく、普通の学生も学生グッズをたくさん持っていました。個人的にはいささか抵抗がありますが、今や自分の大学のグッズを買うというのは普通なのかもしれません。
さて、以前にも書きましたが、ロンドン大学は、各カレッジのうち、Big Four (UCL、KCL、LSE、そして最近脱退したImperial)は既にそれぞれ独自路線を歩み始めていて、その一環としてロンドン大学とは独立したブランド戦略を展開しています。したがって、Big Fourの学生がこのようなロンドン大学グッズを買うということは殆どないのではないかと思います。一方で、SOASなど、規模は小さいけれど専門性が高いカレッジの学生も、それぞれのアイデンティティーに関わる問題なので、おそらくロンドン大学グッズは買わないでしょう。
とすると、これらのロンドン大学グッズは一体誰が買うのでしょう?やはり修学旅行の中高生でしょうか・・・?
by snb03277
| 2006-01-26 22:37