2006年 01月 22日
ロンドン北部を散歩 |
今日は朝から晴れたり曇ったりと怪しげな天気だったのですが、幸い雨は降っていなかったので、ロンドン北部へ散歩に行ってきました。
特に目的地は決めず、Northern Lineの終点に近い、Woodside Parkあたりをぶらぶらと歩きました。ロンドン郊外にはカフェもコンビニも少ないことはわかっていたので、サンドイッチと、ステンレスボトルに入れたコーヒーを持っていきました。慣れない場所を歩くときの必需品、A-Z(ロンドンの詳細地図)も持っていきました。
このあたりは静かな住宅街で、特に何かがあるというわけではありません。上の写真ように、少し歩くとまるで田園風景のような場所もあります。遠くには乗馬をしている人も見えました。ここはただの野原のように見えますが、Public Footpathといって、散歩ルートとしてちょっとした小道がありました。Hyde ParkやHampstead Heathなど、市内の大きな公園もいいですが、こういった何もない・誰もいない場所というのも個人的には好きです。
本当はそのままこのあたりを散歩したかったのですが、思ったより地面がぬかるんでいたたため、あきらめました。こういったあまり整備されていない場所を歩くにはかなり本格的な防水のトレッキングシューズが必要かもしれません。
天気も悪くなってきたので、たまたま通りかかったバスに乗ったところ、たどりついたのがAlexandra Palace。
ここは以前に書いたGuy Fawkes Night (Bonfire Night)の花火で有名な場所で、ロンドンを見渡せるMuswell Hillという丘の上に建っています。確かに眺めはいいのですが、中心部から少し離れすぎているので感動するほどではありません。
この建物がAlexandra Palaceです。案内板によると、Palaceという割には宮殿というわけではなく、19世紀末期に建てられたイベント施設のようです。典型的なビクトリア様式の大型建築です。世界初のテレビ塔というのもありました。アトラクションもなく、全体としては、あまり面白いといった感じではありません。
建物の外にModel Engineering Exhibition開催中と書いてあったのですが、それだけでは何なのかよく分からなかったので中をのぞいてみると、どうやら鉄道模型(正確には乗用鉄道模型=人間が乗って動くミニチュアの蒸気機関車)の展示会のようです。巨大な展示ホールの中にぎっしりと設けられた、模型用バルブやピストンなどの専門メーカーのブースを、大勢のマニア(主に中高年の男性)が行き来していました。模型の実演など、少し興味があったのですが、入場料が9ポンドと高額だったためやめました。
英国は鉄道模型の発祥の地だということは知っていましたが、せいぜいNゲージしか知らなかったので、とてもディープな世界を垣間見た気がしました。
by snb03277
| 2006-01-22 21:25
| ロンドン生活