観光といっても、もうパリには10回以上来ているのでいまさら特に行きたいところはありませんが、興味があったのがつい先日(12月10日)に5年にわたる大改修を終えたばかりのPetit Palais。無料公開中とあって、長い行列ができていました。
以前に来たのはずいぶん前なのでどこが変わったのか正確に言えるわけではないのですが、内部を全面的に改築して、新しいギャラリーができていました。天井画をはじめ建物自体もかなり本格的にリストレーションをされている一方、レイアウトは現代的になり(19世紀の建物なのですが)ピカピカの感じでした。
この美術館、豊富な絵画(特に肖像画)のコレクションだけでなく、17~18世紀の家具・調度品・アクセサリーなど面白いものがたくさん展示されています。通りの向かいに建つGrand Palaisと比べていままでは少し印象が薄かった気もしますが、今回の大改装で人気が出てくるのではないかと思います。
ちなみに、通常美術館の中というのは写真撮影が禁止なのですが、今回は何でもありということで入場者はみな撮影しまくっていました。
さて、Petit Palais以外で唯一観光客向けの場所で行ったのがチュルリー公園の観覧車。
この観覧車、横浜のみなとみらいにあるような観覧車と違って、ゴンドラがオープンタイプなのです。しかも、一定の速度ではなく、変則的に動き、かつ観覧車の常識からするとかなり速い速度でグルグル高速回転する不思議な乗り物です。
観覧車からの景色です。
完全に暗くなる前、パリの街並みがまだ遠くまで見渡せる時間帯がオススメです。
シャンゼリゼ通りから見た観覧車